<聴書>の秋のお誘い [イベント情報]
「新明解国語辞典」
執筆者のかなり個人的な嗜好思想が如実に反映された独特の解説で、
一部のファンから絶大な支持を得ている、
けれどもれっきとした《国語辞典》です。
(現在では高校の指定辞書になっているほど)
しかし、実際のところ、
辞書という言葉からイメージするであろう、
崇高にして簡潔、
または硬い表現でとっつきにくいという印象とは
かけ離れている語釈や用例が随所にちりばめられているのが、
この、「新明解国語辞典」の特徴だったりしまして。
例を挙げると。
れんあい【恋愛】:
特定の異性に特別の愛情をいだいて、二人だけで一緒に居たい、
出来るなら合体したいという気持ちを持ちながら、
それが、常にはかなえられないで、ひどく心を苦しめる・
(まれにかなえられて歓喜する)状態。
…が、合体って……出来るならって……
いやもう、確かにそうなんだけどね。
でもあなた、辞典でしょ、そんなこと堂々と胸を張っていうことではないでしょう!?
そんな個人的主観(かなり俗っぽい)あふれた、
「新明解国語辞典」のおもしろさを、
簡潔な語釈の「岩波国語辞典」との対比を交えつつ、
ご紹介いたしますのが、
本日開催の朗読イベント
『札幌豆工房ミセナカ書店 ミニ朗読会』です。
第一部の内容が、
この新明解国語辞典を取り上げた
《辞書を愉しむ》
逆引きで、単語を推察するクイズコーナーなどもあり!
(正解者には、お店のブレンド珈琲半額チケット贈呈♪)
朗読を交えつつ、
エンターテイメントショー要素たっぷりでお届けいたします。
そして、第二部からは、
世界各国の、「銀河」と「虹」に関する伝承を集めた朗読会
《銀河と虹の伝説》
伝承ならではの独特な言い回しと、
各地の世界観を、お楽しみください。
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「北海道ブックフェス2015」連携企画
『札幌豆工房ミセナカ書店 ミニ朗読会』ご案内♪
日時:9/23(水・秋分の日) 15時スタート
演目:第一部 『辞書を愉しむ』 第二部 『銀河と虹の伝説』
ナビゲーター:伊藤 卓(札幌豆工房店主)
朗読:一条綾香
入場:無料(要1オーダー)
会場:札幌豆工房
住所:札幌東区北18条東9丁目2-12
問:011-731-0451
北海道ブックフェス2015 http://hokkaidobookfes.wix.com/hokkaidobookfes2015
cafe札幌豆工房 http://d.hatena.ne.jp/mamekohboh/
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ちなみに、ミニ朗読会と銘打っていますが、
ナビゲーター氏の思いいれ深く、
次々と企画が導入されていて、
どうやら1時間半くらい(もしくはそれ以上)の
ボリュームでのお届けになりそうです。
美味しいコーヒーとともに、
<読書の秋>ならぬ、<聴書の秋>
一緒に味わいませんか?
ご来場お待ちしております♪
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